ホームページ制作会社に丸投げすると効果が半減!?失敗しないために発注者が注意する3つのポイント

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ホームページ制作は業者に発注すればあとは自動的に完成するならとてもありがたいのですが、なかなかそういうわけにもいかず。ホームページ制作は発注者とホームページ制作会社との共同作業といっても過言ではありません。

「自分たちで作るのが大変だから発注したのに」と感じられるかもしれませんが、残念ながらどうしてもホームページ制作会社ではできないことがあります。

それは自分のビジネスに対する思いを正しく・熱く伝えることです。

このあたりの認識が違っていると、ホームページが完成して蓋を開けてみたら「想像していたものと違った」といった事件が発生する可能性もあります。

この記事では最低限押さえておくべき3つのポイントについて書いてますので、ホームページ制作会社に発注を検討されているようであれば、チェックしておきましょう。

ホームページ制作会社に依頼する3つのポイント

ホームページを作るというのは、例えるなら注文住宅を建てるようなものです。家の場合だと、建築士に間取りを設計してもらい、その設計図をもとに施工会社に実際に家を建てる流れになりますが、当然、丸投げはしないですよね?

だって、何ができ上げるかが分からないから。

しかし、ホームページ制作に話が変わると、そのあたりの意識がスッポリ抜け落ちてしまうことがありますので、次の3つのポイントについてしっかり事前に社内で確認しておいたほうがいいです。

1.目的と要望を明らかにする

まず大事なのが、ホームページを制作する目的と要望を明らかにすること。具体的には、ホームページを作ることになった理由を掘り下げるのですが、例えば、

・ホームページをなぜ作ろうと思ったのか
・ホームページはあるけどリニューアルが必要なのか
・今のホームページは何が足りないのか
・新しいホームページはどのような機能があればいいのか

こういったところを周りのメンバーで考える必要があります。正直面倒くさいと感じられるかもしれませんが、この部分こそ注文住宅で家を建てる場合と同じで、家族にどんな家にしたいかをヒアリングしたときに、

・日当たりを良くしたい
・キッチンはオープンがいい
・書斎がほしい
・ガレージは広めに取りたい
・防音の地下室がほしい

といった風に、考えれば考えるほど家族の夢は広がるんですが、現実には予算の問題がありますよね。

ホームページも同じことが言えて、トップページの見栄えを優先するのか、それとも商品説明ページから問合せフォームへの流れを商品ごとに変えていくような売上が上がるための施策を埋め込んでいくのか、など、いくつもの要望の中から優先順位を決めて、ホームページ制作会社に伝える必要があります。

ホームページ制作会社はそういった発注者の話を聞いて、じゃあこんな感じはどうですか?と具体的に提案してくれますので、キャッチボールをするような感覚で細かくやり取りを行う必要があります。

2.納期・スケジュールを把握する

自分の趣味のホームページを作るならまだしも、ビジネス目的でホームページを作るわけですから、ホームページを作ることになった場合に「いつまでに」というのは必ず決めますよね。

ホームページ制作会社を選定して、実際に発注となったら「だいたいのスケジュール感はこんな感じです」とホームページ制作会社から提示されるかと思います。規模感にもよりますが、だいたい3ヶ月~半年というのが一般的なスケジュールでしょうか。

納期が3ヶ月であれば、3ヶ月後に完成する必要があって、そのスケジュールの中で基本設計・詳細設計・デザイン案・画像選定・動作確認など様々なフェーズがあり、そのフェーズごとに打合せが発生します。

その打合せの都度、決定事項が発生します。例えば、トップページに使用する画像を決める場合に3つまで絞り込んでいてその中から1つを選ぶ場合、その際に決裁者が単独で決められるのであれば時間はかかりませんが、複数人の了解を得るとなればその分だけ調整に時間がかかってしまいます。

こういった時間の積み重ねでどんどんスケジュールが遅れてしまうことになるので、制作会社に任せっきりにするのではなくて、スケジュール管理は発注者側も把握する必要があります。

3.提出物があることを理解する

3つ目のポイントとして、スケジュール管理にもつながる話ですが、提出物があることを理解してください。

提出物とはなんですかという話ですが、多くの場合は「文章」になるかと思います。

トップページのキャッチコピーはお店のメッセージになるので自分たちで考えるのは当然ですが、その他の文章も原案は考える必要があります

ただ、ホームページ制作会社側から例えば「商品説明ページの文章を提出してください」と言われても、発注者側からするとどのような体裁に整えればいいか分からず、おのずと提出に時間がかかってしまうケースが多いので、ホームページ制作会社側がある程度原案を考えて、その原案に対してOKなのかNGなのか、NGなのであればどの部分がNGなのかを発注者に確認することで、制作時間の短縮を図るケースもあります。

どちらにせよ、取扱商品説明だったり、お店の魅力や特徴、プロフィールなど文章で提出するものが多く発生しますので、提出物があるということは事前に理解しておきたいポイントです。

まとめ

ホームページって制作の依頼をすれば発注者の思い通りのものが出来上がってくると思われがちなのですが、実は発注者が決めることが多くでてきます。

なかなか大変な作業も出てきますが、自分のお店のホームページですので困難を乗り越えるほど愛着も湧いてきます

ホームページが完成したあとも集客などを考えると定期的に更新する必要があり、丸投げをせずに自分で行うことで理解も深まります。今後の運用も考えるとホームページ制作会社と協力して進めることができればより良い効果も期待できますので、そういった意味でもいいパートナーを見つけられるかどうかが鍵となってきます。

今回はホームページ制作会社に依頼する際に気をつけておきたい3つのポイントを紹介しました。発注する際にはこのあたりを意識してみてください。

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管理人:MD(エムディ)

企業IT担当者、Web制作者。IT分野は全般的に「そつなくこなす」ゼネラリスト。要するにITの何でも屋さん。色々な困りごとに対して適切なツールやサービスのご提案など、ITシステムと利用者の仲介が得意。机上の空論よりガリガリ手を動かす派です。

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