「ホームページの制作会社の選び方がわからない…」
「ネットで見つけた会社に発注しても大丈夫かな…」
お客さまとホームページの制作についてお話をしていると、よく耳にする悩み事ナンバーワンを争うくらい皆様悩まれています。
制作会社の規模もですが、デザインや価格、過去の制作事例、相対する担当者の説明レベルなど、どこで判断していいかわからなくなるのも理解できます。
この記事では、ホームページ制作会社の選ぶ前に考えておきたいことをホームページを制作している者だからこそ分かる視点でご紹介します。
もくじ
ホームページ制作会社を選ぶ前に確認しておくこと
いざホームページを持ちたいとなったときに何も準備せずに問合せを行うと、制作会社側の都合のいい提案を受けることになってしまいます。
まずはホームページを作って何をしたいのかなど、事前に確認しておくことでスムーズにホームページ制作会社やWeb制作会社を選定できるようになるポイントをご紹介します。
ホームページを持つ目的
ホームページの役割として、ブランドイメージの向上、自社・自分のお店に関するサービスへの理解の促進、ステークホルダーとのコミュニケーションツールといった役割があります。
また、新たにホームページのリニューアルを検討している場合は、それに加えて以下のようなことが目的として挙げられます。
・既存の製品ページを見やすくしたい
・サイトからの問合せ数を増やしたい
・新規顧客を増やしたい
・求人の応募数を増やしたい
・自分たちで更新しやすいサイトにしたい
ホームページの集客を考えているようでしたら以下の記事も参考にしてください。
ホームページを構築する前に知ってほしい、集客装置というゴールまでの道筋を紹介
もちろん、ホームページをつくる目的が違えば目指すべきホームページの見た目や力の入れどころが変わってきます。
逆に言うと、 ゴールが決まっていないと、制作会社の提案内容がいいか悪いか判断することは難しくなります。
ホームページを制作する目的は必ず明確にしておきましょう。
ホームページを誰に見てもらうか
ホームページを作った時に誰に見てもらうかを明確にする必要があります。代表的なターゲットは以下の4つのパターンです。
・お客様(既存顧客や見込み顧客など)
・募集する社員・バイトさん
・スポンサー(投資先など)
・自社の社員
自社の社員が見てくれていることを忘れがちではありますが、基本的には新規顧客向けのホームページを作るところが多いかと思います。
さらに掘り下げると新規顧客向けにホームページを作成するとして、20代女性向けなのか、はたまた高齢者向けなのかでもWebサイトのイメージは分かれていきます。
いわゆるペルソナと呼ばれる、 ホームページを見てもらいたいターゲット像を想定して、年代や性別、独身や家庭持ちなど具体的にお客様を想像することで、買ってもらいたい人に刺さるホームページを作成することができます。
現状のインターネット広告の課題
もし今すでにホームページを持っているようであれば、不満点や課題に感じているところをピックアップしておきましょう。
制作会社に相談に乗ってもらう時に現状の課題を伝えることでニーズが明らかになり、構築期間も早めることができます。
新しくしたいと感じるということは何かしら現状に不満を感じているということでもありますし、向上心がある人であればその感情はなにもおかしなものでもありません。
いまお付き合いしている制作会社さんに相談することも気を使う必要はありませんし、もし関係が変な感じになりそうでしたらそれはもう制作会社が顧客に向き合えていないということでもありますので、違う会社を探す理由として気まずい感情を保つ必要はありません。
ホームページで伝えたいこと
最終的には、前項の「誰に伝えたいか」にもつながっていくのですが、自社のサービスで伝えたいセールスポイントは明確になっていますでしょうか?
なぜ制作会社に相談前に自社の強みのようなことを考える必要があるかというと、社内では見えてなかったアピールポイントがホームページを制作する際に見えてくることがあります。
というのもホームページ制作会社はホームページを制作するプロです。
ホームページ制作会社はいろんな会社の経験を積んでいるので、内側から見た自社の強みを伝えることで、ホームページ制作会社側から斬新な切り口のコンセプトを提案されるなど、 思いも寄らないアドバイスを受けることがあります。
こういった外部からの指摘は ホームページを内製する場合には生まれることのないメリットでもありますね。
納品日の確定と自社のサポート体制
制作会社の稼働によっては納期が半年後ということもザラにあります。いつまでにホームページが完成したいかをあらかじめ計画しておきましょう。
早くできるかどうかは制作会社との調整次第なので、料金を多く支払えば早くなる可能性もあります。
ただ、一番気にしてほしいのが自社内のサポート体制です。
ホームページを作成するためには制作会社と多くのやり取りが発生します。どういうトップページにするか、どんな画像を載せるか、どんなメッセージを載せるか、ひとつひとつ確認が必要になります。
すでにどのようなホームページを作るか一言一句決まっているのであれば、制作会社としては作るだけで済みますので極端に時間がかかることはありませんが、「なんとなく作りたい」というようなふわっとしたレベルで発注するのであれば、思っているより時間がかかることを理解しておいたほうがいいです。
担当者に決裁権がなければ社内で確認することが増えるたびに時間がかかりますので、ある程度バッファを持ったスケジューリングが必要になります。
費用をいくらかけられるか
ホームページを外注したことがなければ費用がいくらかかるかなんて想像がつかないと思います。その場合は色んな会社から見積もりを取ることをおすすめします。
というのもホームページ制作会社は本当にピンキリで、1人でやっているような業者であればその人の人件費を想定するだけでいいですが、大きな会社となった場合は案件の管理をするためのディレクターがついたり、コンテンツ制作で外注に出すこともありますので費用が多くかかります。
お金をかければかけるほどいいものができると思いがちですが、見積もりの明細を比較してみると案外違ってたりしますので逐一確認が必要です。
まとめ
ホームページを制作するまでにここまで考えることができたら文書にまとめましょう。これが提案依頼書(RFP)と呼ばれる文書となり、この文書を各制作会社に渡すだけで同じスタートラインで見積もりを取得することができます。
どういったホームページを作りたいかということを文書にまとめるだけで、 A社では伝えたことがB社では伝え忘れたといったことがなくなりますので、ホームページ制作を担当する人にも助けになります。
店舗の場合、お店のホームページを作るだけなのにおおげさじゃないの?と思われるオーナーもいるかもしれませんが、ホームページを外注するとなると、ちょっとした修正で都度費用がかかる場合も珍しくありませんので、慎重に検討することをおすすめします。
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