どうもこんにちは、副業戦士のMDです。副業ブームがいよいよ来そうな世の中の情勢ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日の報道で、副業をもっと一般的に広めようと企業に圧力をかけていくと政府は考えていますという内容のニュースを見かけまして、今後どんどん新しい副業戦士が増えていきそうな気配です。
個人的な意見としては副業解禁的な方向よりも、本業だけで満足の行く生活レベルを維持できる給与を支払うために企業に圧力をかけてほしいです。(私はもう副業を始めてますからね…)
まあ、でも企業に対して政府が給与アップしろっていうのも難しそうなので、着地点として、それができないなら副業を許してやってよっていう感じにもってこようとしてるんですよね。
とはいえ、勤め先の就業規則などで現在副業を禁止されている人は、この副業解禁報道に期待していると思います。
もちろん収入が増えることも大事ですが、本業では得られない経験が得られるというのはとても大きな財産になります。
前置きが長くなりましたが、この記事では、情シスが副業を始める上で考えるべき3つのことをお伝えします。副業を始めたからと行って輝かしい未来が単純に待っているわけもなく、しっかりデメリットがありますので、そこはちゃんと抑えておきましょう。
副業を始めて3年くらい経った私がいま感じていることなので何らかの役には立つかと思います。
副業で何を得るか
まず、副業を始めるにあたって考えた方がいいことは「副業を行うことで得られるものは何か」です。
お金だけがほしいのであれば残業をした方がいい。と思います。
残業をすることで残業代が支払われますし、社内評価から考えても、まだまだ残業時間で頑張りを評価する会社は多いです。
ゆっくり仕事をして2時間残業して帰る人より、時間内に業務をこなして定時に帰る人のほうが優秀だろう、という意見はとても良くわかるし、その通りなんですが、「会社への忠誠として自分の時間をどれくらい会社に奉仕できるか」を見ている評価者がいるのも事実。
心理学的にも、接触回数が増えるほど好印象を持つようになるザイオンス効果が発生すると言われていますので、長時間働くことで、上司と接する回数が増えれば増えるほど好印象を与えることになります。
なので、「本来は定時退社する人が評価されるべきだ!」と正論を訴えるのではなく、そのなかで自分がどういう振る舞いをすればいい結果が得られるかを考えたほうがよさそうです。
単純に副業の目的がお金であれば、残業を行うことで追加賃金+会社からの評価ということでゆくゆくは基本給も上がっていくことが想定されるため、副業に時間を使うことはしないほうがよさそうです。
逆に、副業をすることでお金以外に得られるものがあるのであれば副業をやりましょう。
私の場合は脱サラをしたいという目標があって、とはいえ、家庭持ちの私としては、いきなり勤め先を退職して収入0からのスタートというわけにもいきませんので、副業で少なくとも本業の収入を超えることを当面の目標としています。
人によって理由は様々だと思います。足りないスキルが身につけるために副業をするのか、転職候補に副業としてまず入って実力を評価してもらったり、実際に職場の雰囲気を感じてから転職するという方法として副業も選択肢としてアリかと思います。
あとは人脈や、本業で使えるスキルを副業先で身につけるというのも考えられるかもしれません。
すこし話がズレますが、副業をする上での考え方として、「副業なんだから確実にできることをお客様に提供すべき」といった考えもあるようですが、商売の1つとしてまだ正式にリリースできないからこそ格安でモニター募集するという手法もあります。
腕を磨いてから副業を始めようとすると時間がいくらあっても副業は始められませんので、今できそうなことを格安で提供することをおすすめします。(もちろん先方への説明は必要ですよ。)
副業が周りにどんな影響を与えるか
次に考えたいのは、副業をすることで周りにどのような影響を与えられるかです。
副業を行うことが本業の役に立つのであれば、自分・勤め先・副業先の三方良しとなりますし、副業で得たお金で家族に何か提供できるのであれば、家族は喜んでくれます。
ただ、ここではマイナスの面も考えておきたくて、副業がハードすぎて本業に支障を来すのであれば本末転倒ですし、あまり胸を張れないような副業でお金を稼いでも自己肯定感が低下するとともに、お金を稼ぐことに執着してしまい、周りから副業することで人が変わったなんて言われるようなことになってしまうと目も当てられません。
スポット的に副業を行うようであれば、一時的なものでずっと続くわけではないので大きな影響はないですが、たとえば契約時に期限を設けずに別会社の情シスを継続的に行うのであれば、肉体的、精神的、金銭的に周りにどんな影響を与えるか考えておかないと、副業を行ったばかりに変な方向に行かないように注意が必要です。
副業が自分の時間をどれくらい使うか
先の話と被りますが、副業を行うということは自分の時間を使うことになります。
平日業務終了後に行うのか、土日にまとめて行うのか、副業先との兼ね合いで決まってくると思いますが、副業を行うことで今まで他のなにかに使っていた時間を振り分けることになります。
もしそれが家族のために使っていた時間なのであれば、奥様や家族との話し合いが必要ですし、本業の業務時間に影響するのであれば、定時退社するための根回しなどその旨の調整が必要になります。
あと、副業が終了することも考える必要があります。出口戦略ではないですが、1年で終了するのか、ずっと続けたいのか、それとも副業を第二の収入源として、10万稼ぐのか30万稼ぐのかという切り口の考え方もあります。
お金のことばかり頭が回って、将来的なキャリア形成に支障を来すようであれば本末転倒です。自分が今の仕事をするうえでキャリアアップするために資格の取得が必要なのであれば、副業なんてせずに資格取得のための勉強を行ったほうがよっぽど有益でしょう。
副業で収入以外に経験を積めるというのは大きなメリットですが、自分の時間を必要でないことに振り分けてしまうようなことになってしまうと大きなデメリットとなりえます。
副業を安易に始めてしまって、取りたい資格の勉強時間がなくなったなんてことにならないよう、何にせよ自分の時間を切り売りすることのないように、戦略的に考えていきましょう。
まとめ
副業を始めるにあたって、最初からあまり考え過ぎると動き出すのに時間がかかってしまう、という側面は否めないですが、とはいえ、自分の将来のキャリアビジョンなど何も考えずに始めてしまい、副業とはいえ責任感という意味では本業も副業も関係ありませんし、サポートしてくれる人がいるかどうかを考えると、なにか問題が発生した場合に副業の方が大変です。
辞めるにやめられなくなってこんなはずじゃなかった…ということにならないように、メリット・デメリットを考えて最低限の戦略は必要かと思います。
その際に、この3つの視点で少しでも考えておければ、副業を始めて方向性がズレてきた時に修正が可能かと思いますので、頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。
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